96期問題に対する私の考え ―その1

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自己満足とはいえブログというものをやる以上、なるべく多くの賛同を頂ければ嬉しいですし、あんまり反発されるような記事を書くのは本意ではありません。

そのため、正直96期問題について正面から書く事は避けたいと思っていました。この問題について私は少なくともネット上においては少数派に立つ者であると思われたからです。とくにこの問題が絡むと、阿修羅と化す方もいらっしゃると見受けられるのでなおさらです。

しかしここ数日にわたり「花乃まりあ」、そして「カネコネの風評」について記事を書き、結構な反感(中には共感してくださる方もいらっしゃったとは思いますが)も買ったと思いますので、どうせならということでこの流れのまま96期問題についても思うところを書き留めておきたいと思います。


宝塚ファンなら誰もが知っている96期問題劇団史に残る汚点であることは間違いないでしょう。現在においても劇団及び96期に対するファンの反発は相当なものです。

歌劇団としても商売をやっている以上、そうしたファンの心理を無視すべきではないとは思います。問題の生徒の起用に際し、慎重にならざるを得ない部分もあるでしょう。


しかし一方で、そのような「ファンの反発」の全てが必ずしも正当なものであるのかどうかということは別問題です。
私は、ネット上に蔓延する96期に対する「批判」の大部分はかなり歪んだものであると思っています。


何度も申し上げていますが、舞台人であるタカラジェンヌ、彼女たちの舞台姿パフォーマンスの出来がどうかというのは、舞台を観ればわかることです。芝居・歌の巧拙、ビジュアルの良し悪し等については、実際に観た各々が感じたことを自由に表明すればよいと思います。


それに対して、舞台に関係ない個人の人格・尊厳を否定するような評価は、それにつき真に確信を持てるほどの根拠に基づいてなされなければなりません。

大した根拠もなく、個人を「悪人」「犯罪者」呼ばわりすることは、宝塚ファン以前に人として絶対にやってはならないことです。

ネット上における96期批判の大部分は、こうした大原則を完全に無視して横行しているように思われます。


このような意見に対しては、「いや、96期の悪行については、証拠がある」という反論がなされるでしょう。

しかし、その「証拠」というのは一体どのようなものでしょうか。果たして、彼女たちが悪行を働いたと決めつけるに足るほどのものと言えるでしょうか。


ここでいうところの「証拠」とは、原告の立場から構成されたまとめサイト、そうしたサイト内で掲載されている裁判記録、各種ニュース記事、そして加害者とされる96期のブログ等、おそらくこうしたネットに散在するものを指すのでしょう。


確かにこれらのデータは、彼女たちが集団でいじめを行ったのではないだろうかという推測をする資料にはなりますが、彼女たちがそのようなことを行ったことについて確固たる証拠にはなりえません。

これらをもって彼女たちの人格を否定するようなことを主張することは、少なくとも私にはためらわれます。彼女たちの「悪行」について、事実かどうか確信が持てないからです。


特定の個人を「悪人だ、犯罪者だ」決め付けるには、中立な第三者が対立する意見を聞き証拠を吟味する等、公正な手続を経る必要があります。これは現代社会の常識であり、現実でもそのような仕組みが構築されています。そしてそうした中行われるプロによる判断さえ、必ずしも正しいものとは限らないということは、周知の通りであるはずです。
それにも関わらず、素人が、ネット上の情報を基に個人の「悪事」を認定する。こんなバカげた話があるでしょうか。


無数の人がアクセスできるネットワークにおいて公然と非難されることで、その個人の名誉は確実に傷つきます。
顔の見えないネットでの書き込みだからといって大して責任がないと思ったら大間違いです。
問題となっている生徒を「犯罪者」「善良な人間の人生を狂わせた悪人」などと安易に評する方々は、もし仮に指摘する事柄が真実と違った場合に、それなりの責任を負う覚悟をお持ちなのでしょうか。

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コメント

  1. 飛鳥 より:

    SECRET: 0
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    こんばんは。
    96期はイジメだけでなく、万引き捏造の他にブログで音校内を晒すとかしてますからね。
    しかも、そのブログの写真も酷かった。
    それだけでも十分ファンを幻滅させて、更に裁判まで起こす。
    前代未聞の期ですよ。
    当時の衝撃を身を持って経験した自分には、96期を受け入れるのは無理です。
    事実なんて正直ファンには分からないしどうでも良いんです。
    清く正しく美しく夢を売るフェアリー。
    そうやってファンは夢を見てきたのに、それに傷を付けた96期が許せないんです。
    全員退団しろ!なんて激しいことは言いませんが、主役になることだけは止めて頂きたいです。
    でも花乃さんに関しては、96期だけが問題で拒まれているわけじゃないと思いますよ。
    確かに、裁判記録に名前も残っている上に決定的な画像まで残していますけど…。
    明らかに明日海さんと似合わないのに、相手役になることを疑問に思うファンが多いが故の今の状態なのだと思います。
    まだなってもいないのに、あそこまでファンから嫌悪感を出されるのも珍しいですよね。
    あんなに似合わないのに相手役になったら、それこそ裏の力を勘ぐってしまいます。

  2. 中立 より:

    私も主さまと同様に考えです。
    裁判資料がある、ネットに情報があるからと 言われている方が今もまだ沢山いらっしゃいますが、現場にいたのか、実際を自分の目で耳で確かめていない事になぜ そこまでして言うのか…
    確かに宝塚史上 裁判沙汰なんて前代未聞だったはずです。
    しかし、何もわからない外野が96期生の人格を否定し中傷する事自体が イジメではないかと思います。

    彼女たちは舞台人です。
    自分達の目で舞台人としての彼女たちを評価すべきだと思います。

  3. 現場にいなかった人間 より:

    私は、96期の生徒さん達が舞台で楽しそうに歌い踊り演技をしているのを観ていると、「頑張ってね、応援してるね」という気持ちにはなれません。あの舞台に立ちたかったのに排除された生徒がもう一人いたことを知っているからです。知っていて拍手することは、排除した側に加担することになるようで、私は共犯的罪悪感を抱いてしまうのです。

    裁判があり、判決があり、劇団は入団を拒否した。

    判決では音楽学校側の教育的配慮のなさが指摘されていた。

    今年は100周年ということで「宝塚、愛、夢、同期、感謝」というフレーズを数え切れないほど耳にしました。そのフレーズが色あせてみえます。

    劇団関係者と音楽学校関係者の罪は深いと私は確信しています。それと、気の毒ですが、96期生は卒業するまで、いや卒業しても宝塚のファンの心(記憶)に、この裁判の影を引きずることになると思います。