睡魔、再び~『THE KINGDOM』感想~その1

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 この作品については上演前からブログで散々叩いてきたので、実際観て良作だったらどうしようという思いと、予想外に面白かったら良いな、という気持ち半々で観劇に臨みました。
  

で、観てきた結果ですが…


案の定、というか予想以上駄作っぷりでしたね。

 

久しぶりに酷いものを観た、というのが正直な感想です。一年前の『ルパン』と違って口直しための派手なショーがついてないので、本当に救いがない。ある意味ルパン超えました

 

暗い照明 地味な衣装 大変にシンプルなセットひたすらガタゴトうるさく移動する足場…

そして説明台詞中心に進んでいく芝居。舞台上での人物の動きが少ないわりに、物語の展開はどんどん進んでいきますそれをほぼ全て台詞で説明ですよ?初見で物語を把握できた人がどれだけいるのだろうかと非常に疑問です。私は完全に置いてきぼりくらいました。帝政がどうたら、ダイヤモンドがどうやら…いきなりルパンとか出てくるし。名前だけだけど。

  

それで全く盛り上がらないまま1幕終了(主人公は事件がどうこう言いながら一人で盛り上がってる)。そのままのペースで2幕も終了最後はオヤジギャグで締めてショーに入るというなんともはや…

  

こんな作品では新規のファンはまず呼べません。熱心な月組ファンが内々で喜ぶような作品ですね。あとはカチャみやメモリアル作品的な位置づけでしょうか。

  

見所はせいぜい2幕冒頭の男役のダンス、そして芝居後のフィナーレくらい。あとはひたすら眠くて退屈なお芝居。これなら合間合間に早乙女わかばガツンと強烈なの一発歌わせて、眠気覚ましにした方がよかったんじゃないですかね

  

そもそもこんなもの、宝塚でやるような作品なんですか?

かといって宝塚以外でやったとしたらほとんど客は入らないと思いますけど。バウとかその程度の規模で実験的にやるのがせいぜいといったところなんじゃないですかね。

ベテランの演出家が今更青年館規模の劇場でこんなの作るか?っていう感じです。

ぜひとも外部に出て行かれて、「脱宝塚」の演出されたらよろしいんじゃないでしょうか。

ルパンⅡでもでも、好きにやったらいいですよ。

 

正塚晴彦という演出家が、スパイとか公安警察とか、国家レベルの謀略とか、そういう要素を取り入れたハードボイルド・サスペンスもの強く惹かれているのだということは非常に伝わってきます。好きなもの作るのは結構ですが、それ以前客を楽しませよう、という気持ちはあるのでしょうか。今回はひどく自己満足に終わっている印象を受けました。 

  

ただ、絶妙な笑いの間の作り方というか、そういったお笑いのセンスはあると思います。今回もちょくちょくそういったシーンが取り入れられていて、客席も普通に笑ってました。

コメディ作品メインでいくべきでしょうねシリアスな作品はもう作るべきではないと思います

 

これ以上作品をお書きになるつもりなら、ですが…

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コメント

  1. SECRET: 0
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    コメントさせていただきます。キングダム2回見ました。ヅカは最近復活して見始めたのでルパンを見てないのですが、話はわかりました。
    若手の気概と粒の揃った実力(男役)で、またリピートしたいと思いました。宙ばらが、演出と設定に苦笑、実力(総合)でストレスがあったので、はるかに小気味よいお芝居でした。カチャさんの歌唱は声質はともかくも今の宝塚では貴重に思いました。
    思いつくまま書き連ねました(^^)

  2. チョコレート より:

    正塚先生の作品、微妙なのが多いみたいですね。

    ところで、まっつさんが主演されてたのは見ましたか?

    • ヅカ三昧。 より:

      大劇作品や、内容的にシリアスなお話は微妙になりがちな印象があります。逆に小劇場・コメディタッチの作品は結構当ててくるような気はしますが。

      まっつ主演の『ブラックジャック』、若干正塚芝居がくどいような感じもありますけど嫌いではないです。
      もっともあの作品は、手塚治虫の生み出した”BJ”という観劇以前にほとんどの客が認知しているキャラクターが存在し、かつそれを演じるのに不足のない”未涼亜希”という役者があって成り立っていると私は思っています。