月組公演『PUCK』感想~その2

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ハーミア役の愛希れいか

こちらも基本的なキャラは合っている…と言うか、彼女の場合実力があるのでそれなりに役は作れるんでしょう。(逆にハーミアというキャラ自体そこまで役者を選らばなさそうな感じもしますが)

少女から大人に成長するまでの過程、年齢ごとの演じ分けもしっかりできていたように思います。

 

ただ、真面目で心の清い薄幸の少女というハーミアの雰囲気は良く出ていたものの、個人的に初演のハーミアって、なんかもう少し悲哀を知っている感じというか、憂いを帯びたような印象があったのでその点はちょっと違和感あったかも。

例えばダニエルが自分に対し敵意を向けたプックを「浮浪者」呼ばわりするシーン。

ハーミアとしては望まない結婚を強いられた上、自身に懸命に尽くしてくれる存在を侮辱されたのですから、多少なりとも悲しみやダニエルに対する抗議の意思が出ないとちょっと不自然だと私は思います(映像で見た限りですが、初演はこの辺の感情が感じられた)。

ダニエルの言葉に対し「今この屋敷では、彼が一番頼りになるの☆」とニコッと笑ったり(初日付近)っていうのは絶対ないだろうと思いますし、あるいは少し困ったように受け答えする演技(最近の公演)もちょっと違うと思うんですよね… 

 なんか不思議ちゃんというか、何考えてるかわからない子っていう印象を与えてしまうような。

 

と言っても私の周りだと今回の公演におけるちゃぴの評判はすこぶる良いので、単に好き嫌いの問題でしょうか。

確かに細かい部分は気になるものの演技は普通に上手いと思いますし、なんかもちゃんと歌えてます。

同期のみりおんもそうですけど、ちゃぴは間違いなく優秀な娘役トップと評価されて良いでしょう。ぶっちゃけ相手役にそこまで恵まれていないというのも共通してるとも思いますが

まあ私としては、彼女の真価はお芝居よりむしろ本作のショー部分にて発揮されているように思いますね。

 

 

ボビー役の珠城りょう

本作は割と役がゴチャゴチャしていてボビーもズバリ二番手って感じじゃありませんが初演の配役を考えれば実質的には二番手ポジションと言ってよいでしょう。

まだ新公学年内とはいえ、今の二番手不在の月組においては期待の若手であるたまきちにこの役が振られるのは妥当だと思います。

ただ、彼女はトップ路線であることは間違いないものの、色々とまだまだこれからな部分もあるので、大劇場このレベルの役をするとやはりが目立ちます。

特に初日明けたあたりは、かなり無理をして役を作ってるのが丸分かりだったような印象。

彼女は持ち味的にまさにミスター真面目君といった感じでボビーのキャラとは正反対、おそらく演技力もまだそこまで高くないせいもあるんでしょうね。コメディ部分が見ていてなかなかに辛かったです(;^_^)

また、彼女新公の舞台では将来のトップ就任を確信させるほど本当に輝いていたのですが、こういった本公演においてはスターとしてまだ少し垢抜けてないというか、パッと見若干もっさり風味なんですよね。なんか、そのまんま田舎の労働者バンドのリーダーですよ。

あの感じでオーディション通過、「スターになって帰ってきた」とか、ウソつけって突っ込み入れたくなりますもん。

あと歌唱にしても、あれでUKチャート1位はお話とはいえあまりにも無理があるせいぜいJポップでしょ。ショーでも思ったが、ホントたまきちにはもっと歌頑張ってほしい。現状ではあまりに中途半端すぎるので。

…ちょっと酷評ぎみですが、直近の公演ではボビーという役が板についてきたような感じはします(単に見慣れたっていうのもあるのかもしれませんけど)。おちゃらけに少しずつ無理が無くなって来たような気が。

何だかんだで堅実さのようなものは伝わってきますし、やはりのびしろのあるスターっていうことなんでしょうかね。

たまきちは劇団の将来を担うべきスター候補であり、それだけに求められる物も多いかと思いますが…

まあ、これからでしょうから、頑張ってほしいです。

 

 

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