月組新人公演『PUCK』感想~その3

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ボビー役、暁 千星

彼女もまた、本役をある意味超えたキャストの一人です。

 

ボビーという明るくノリの良い人物を演じることに全く無理な部分が見られず、本公演と比べてもはるかにボビーというキャラが極めて自然に存在しているように感じられました。

本役のたまきちも最近ようやく調子付いてきたように見られますが、新公の一回目からボビーにハマっているのが凄いですね。

 

これは技術どうこうによるものでは全くなく、彼女の持つ天性の陽の気質とスター性によるものだと思います。(もちろん初演とは比較にならないのかもしれませんが)

「世間に認められて見事スターになる」という流れが、観ていて素直に受け入れられるのは流石です。

 

一方芝居相変わらずって感じで、あんまり進歩が感じられませんでしたね。声なんかもまだ女の子でしたし。

まあ、将来性があることはよくわかるので、これからは別のキャラクターも演じられるように頑張って期待に応えてほしいです。

 

ダニー役、輝月 ゆうま

は本役より遥かに上手い聴かせてくれる

でも、こういったいわゆる二枚目キャラであるダニーが似合う役者なのか、と言われるとちょっと微妙だと改めて感じました。

 

本役のみやるり演じるダニーは、まさに少女マンガに出てくるイケメン社長って感じ。風貌にしても声、仕草にしても、二枚目感を上手く漂わせている

一方の輝月ダニーは妙に骨太というか、なんか現実世界(ドラマとか映画)の青年実業家っていうイメージなんですよね。

そしてどことなく王の風格が漂う。王子じゃなくて、堂々としてヒゲつけてる感じの。だからなんかこういった二枚目路線系の役っていうよりは、絶対に別格系の役どころの方が似合うと私は思います。

 

本当はオベロンで見たかったけど、あっちは歌がほとんどないので歌唱力の高さは披露できなかったか。でも絶対芝居とか輝月にやらせたほうが良かったよね…

 

個人的にちょっと気になったのはビリヤードの場面でのアドリブ

たしかショットを決めた後「ドヤ」と言ってウケを狙ってきましたけど、彼女はまだダニーという役を自分のものにしておらず、このようなアドリブでキャラを崩す余裕などないはずです。

本役のみやるりでさえ、この場面では「~ですね」「~ましたね」と、あくまでダニーになりきったまま涼しげな台詞で客席を笑わせています(少なくとも私が観た回は全てそう)。

輝月は今回ただでさえ持ち味でないキャラを与えられたのですから、そういうところで油断してほしくないと思いました。

 

 

ラリー役、蓮 つかさ

芝居は結構上手いです。全体的に無難にこなしていたと思います。

 

ただ、私が本公演のラリーに感じた「コイツ、良い奴だな」みたいな印象は不思議と感じられませんでした

なんでしょう?ラリーの気持ちが見えてこないというか。上手く言えないんですけど。

なんか無機質っぽいのかな?

 

あと前々から言ってるように、パッと見た感じちょい地味というか薄口というか…顔立ちはハンサムなんですけどね(;^_^)

まあ、徐々に役付きは上がってきてますし、また別の役でしっかり演じているところを見れば印象が変わってくるかもしれません。

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