月組新人公演『PUCK』感想~その4

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タイテーニア役、晴音 アキ

お芝居は可愛らしくて良いと思います。

それにビジュアル。本役の憧花さんとは全く違った形で作ってきており、貫禄的に妖精の女王とはいかないまでも姫っぽい感じは出ていました。

 

しかしソロがね…やはり難曲だったようで、全くと言っていいほど歌えずにかなり苦しい仕上がりになってしまった。最大の見せ所だけに、これは非常に残念

 

以前の新公の時も指摘したと思いますが、エトワールを任されるべき歌姫というにはまだまだ遠い思います。

 

 

オベロン役、春海 ゆう

妖精の王かどうかとか以前に、衣装が本体役者はどこに消えた?

まず、ああいった着ぐるみのような衣装を着るにあたって、中途半端なメイクでは衣装に体を乗っ取られるだけだと思います。ただでさえ、本役のマギーとは顔の濃さが違うのだから、かなり工夫が必要なのでは?

 

芝居なんかまだまだ全然だし、も冒頭のシーンのわずかな部分で上手くないのがわかるっていうのもなんだかなぁ…

 

 

トレイシー役、叶羽 時

声はなかなか綺麗で聞きやすいこの点は本役より上芝居も本役とは違う感じ(嫉妬しているのがややわかりやすい)で頑張っているのがわかる。

 

しかしあまりキャラが立っている感じがしない(バンド仲間のその他女性キャラとの差が見えてこない)上、見た目の早乙女とはダンチなので、ボビーに詰め寄るシーン以外の場面では完全に埋没してしまっている気がしました。

逆にああいった役で一応の存在感を示す事のできる早乙女が流石と言ったところなのか。

 

 

サー・エドワード・グレイヴィル役、珠城 りょう

期待のスター、その新公ラストを飾る、まさかのおじいちゃん役

全然合わないキャラですが、頑張ってはいましたね。でもおじいちゃんにしては、長身でカッコ良すぎですな。

芝居も工夫はしていたんだと思いますが、やはり見た感かなり元気そうで、「ワシはもう長くない」とか絶対ウソだと思った。まあこればかりは仕方ないですけどね。

 

最後の挨拶「新公最後でコレかよ」感がすっごく漂っていてなんとも微妙な気持ちになります。いや、たまきちは立派に挨拶していましたけど、おじいちゃん姿で佇むたまきちを見ていると、なんとなくね…

 

 

司会者コンビ、ハル・アンダーソンマギー・メイ役の佳城 葵美園 さくら

まず、このキャラ設定の変更拍手。一方を気弱な司会者風にすることで、凸凹コンビ感が出てかなり良くなったと思う。

 

ハル役の佳城は、本役よりもはるかに地味な衣装であるにもかかわらず、芝居でしっかりと笑いをとっていたのが好印象。

彼女は『THE KINGDOM』で、学年的に難しいと思われるホームズ役を頑張っていたのも記憶に新しいですし、やはりお芝居の人なのかも。とりあえず研4でこれなので有望だと思います。

声はまだ男役って感じでもありませんけど、ああいったヘタレっぽい役をやる分には気にならないですね。

 

佳城はケアード役も好演。この役については、あのお茶の水博士みたいな髪型より本公演みたいなハゲ頭の方が中年男性の悲哀が感じられて良いのではと思いましたが、新公特別バージョンと考えればこういったお笑い要素もありかもしれませんね。

 

マギー・メイ役の美園は、あの派手な衣装をちゃんと着こなしていて、このキャラがゲストのモデルあるいは女優か何かだということが無理なく伝わってきたのが良かった。

芝居も結構できるんじゃないでしょうか。台詞の抑揚細かいアクション工夫が見られる。

ただ、声を高めに作りすぎたのか台詞に若干聞き取りにくい部分があったのが惜しかったかも。

 

 

『PUCK』という物語は基本的に登場人物が青少年キャラばかりなので、本公演メンバーよりむしろフレッシュ新公チームの方が雰囲気的にしっくりきたりするんですよね。そういう点も、今回の新公の全体的な出来栄えに少なからず影響したのかもしれません。

 

ああ、若いといえば、妖精の6人非常にかわいらしく本公演と違って全く無理がありませんでした

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