宝塚歌劇に必要と思われるモノ~その1

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前々回の記事に

101周年を迎えるにあたり、これから宝塚を盛り立てて行くために何が必要と考えるか

という旨のコメントを頂きました。

 

おそらくこのブログをお読みくださっている訪問者様の中には、宝塚観劇歴20年30年ベテランのファンの方もいらっしゃると思います。そういった方々からすると私なんかはまだまだ新参者であり、こういった壮大なテーマに対し偉そうに口出しすることには少々憚られる部分があります(過去に散々口出してますけどね)

しかし誰であれ別に語るのは自由であるはずですし、記念すべき100周年今年の〆の話題としては格好のテーマだと思いますので、持論というほどのものではありませんが思うところを少し書かせて頂こうと思います。

年末の最後の記事がまっつのネガティブな話題っていうのもアレなので…(;^_^)

 

 

とりあえずはスター育成における課題、とりわけ技術面について。

今までも度々指摘しているかと思いますが、音楽学校及び劇団教育カリキュラム教員の質、これらの一方あるいはこの両方については少なからず問題があるように感じられます。

現在主要なポジションで活躍するのスター達の実力を見るに、彼女たちの「教育者」は結果を出せていないと言う他ありません

 

まず、スターの歌唱力が低すぎる

宝塚の楽しみ方として、「成長を見守る」という側面も確かにあるでしょう。歌のみに限らず、最初から完成形デビュー当時からめちゃめちゃ上手いという必要は必ずしもないだろうと私も思います。

 

しかし現状のように全体見渡して「歌える」スターの方が少ないというのは問題ではないでしょうか。

の主要男役メンツの二番手以下、新生雪組など、「歌劇団」の看板を背負うに相応しくないスター揃いで全お耳に優しくないですこの状況は彼女たちを育成し、持ち上げ、客から金取って披露している主催者側としても少々恥ずかしくないでしょうか。

 

 

また、最近スターの演技力にもボロが出てきたように見受けられます。

例えばご活躍中早乙女わかばさんなんかもそうなんですけど、2012年に入団した研3、その路線候補である暁千星星南のぞみ。彼女たちの芝居はまるで学芸会のようです。ハッキリ言って、金払って観るレベルには到達していないと私は思います。

これは二年間専門教育を施し、彼女たちをデビューさせた音楽学校の「」を問われるものであるように私には感じられます。しかも入団成績だって星南は12位と低くなく、暁なんて1位ですよ?(白目)

スター性を加味して評価するのは構わないですが、技術面せめて素人から見て不自然と思われない程度に仕上げた上で、学校は彼女たちを送り出してほしいと強く思います。

 

 

以前にも述べましたが劇団のスターの選定能力にはある程度確かなものがあると私は思っています。上で例として挙げた早乙女らにしても、抜擢された彼女たちには皆それぞれ他の生徒に無い「華」のようなものが備わっていると言えるでしょう。

それだけに、技術面に稚拙さが目立ってしまうのが非常に惜しいと感じます。

 

真風カレーなど、現在超路線として将来を期待されているスターも、宝塚の男役として素晴らしい素材であることは間違いないと思います。本来そんな彼女たちを、デビュー時点である程度のレベルまで持ってくるのが音楽学校や劇団の教員の使命なのではないでしょうか

もちろん各生徒努力も重要ですが、ここまで実力不足の路線スターが続出すると養成機関の「質」を問題視せざるを得なくなってしまいます

 

芝居、これらは素人から見ても巧拙がはっきりとわかるものであると思います。

ヘタなものは誰が見ても聞いてもヘタ。未熟なパフォーマンスは全体のクオリティを下げ、芝居をぶち壊します。音楽学校は彼女たちにしっかりとした訓練を施し、卒業時点において必要最低限のレベルをキープさせてほしいものです。

 

上に述べたように、見たところ音楽学校及び劇団の教育体制は結果を出せていないと言わざるを得ず、今後教員の大幅な入れ替えも視野に入れた抜本的改革が求められるように思えてなりません。

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コメント

  1. ねこ より:

    ヅカ三昧様のご意見に激しく同意いたします。
    はじめてコメントさせていただきます、ねこと申します。
    私は25年前に初めて宝塚に出会い、10年ほどは各組まんべんなく観劇していました。以降、熱が冷めてさっぱり遠ざかっていましたが、昔のたからナポレオンで

  2. ねこ より:

    あら。
    途中で失礼しました。
    ナポレオンで再開となりましたが。
    ヅカ三昧様のおっしゃる通り、どうも実力が伴っていないスターさんが多いように感じます。
    宝塚入団前にはだいたいの方がダンスを習われていることもあり、躍りの実力は皆さん平均以上のレベルかな?と思います。
    ただ、それ以外については音楽学校での細やかな指導が必要ですよね。
    私が一番気になるのは、男役の発声です。
    台詞にしても歌にしても、のどを締め付けるように出す低音は非常に聴き苦しいですよね。
    あれ、ちゃんとした音域を広げる指導のもとに発声されているのでしょうか?
    違いますよね。たぶんじこりゅう

  3. ねこ より:

    すみません。何度も途中で。
    たぶん自己流の発声方法なんだと思います。
    聞き苦しくない低音域の発声方法を指導すべきではないかと思います。

  4. KANAN より:

    上の方もおっしゃっていますが、いわゆる男声が出ていない男役さんが多いなあと思います。昔は昔はと言いたくありませんが、10年ほど前の男役さんはこの男声がしっかり出せていて、その上で実力をつけてスターといわれる立場に登りつめた方が多いのではないのかなと思います。
    もっと残念なのは、歌芝居ダンスと及第点以上、褒められるような実力がある方はいるのに、抜擢されずに惜しいところで退団される方が多いことです。
    人気(つまり容姿、華でしょうか)はもっとも重要なのでしょうが、実力あってこそのものだと切実に思います。

  5. 猫耳スナフキン より:

    「歌劇団」ですから、「歌」に関しては最低限の技量が欲しいですね。
    もっとも、たいして歌えないヒトにエトワールをさせてしまう劇団の姿勢にも問題ありですね。劇団が「歌」を軽視しているように見えてしまいます。

  6. karara より:

    全く同感です。
    カリスマボイストレーナーでもなんでも、高給で三顧の礼で迎えなければ、全体の歌唱力アップは望めないですね。
    宝塚歌劇団は今、ミュージカルを上演する劇団の一つとして、認知されています。
    そちらでがっつり稼がなくては、伝統のレビューもショーも守れません。

    芝居に関しては、かつての遥くららさんは朝ドラに出たおかげで、ナチュラルなセリフ回しを特訓されたそうなので、それがトップ娘役になった後の数々の名舞台につながったのだと思います。
    見た人誰もが「あの人良かったね。」と褒めるのは、娘役芸を極めた人より、自然なセリフ回しができる人です。
    つまりヅカ三昧さんと同じく、外部の指導者も呼んだ方がいいという事ですね。

    それと、ジェンヌは自分たちのパフォーマンスを録画して研究していますかね?
    新人公演を見た本役さんが、「自分たちがやっている舞台はこんな風に見えているんだとわかった。」、と発言したのを聞いたことがあります。
    ええ?見てないんですか。という感じでした。
    観客の目に、耳に、どう映っているのかを、もっと意識して、稽古のしかたも変えなければならないのではないかと思います。
    熱演上等は、バウレベルで堪忍してほしいです。

  7. 匿名 より:

    年末にこちらのブログを発見し、切れ味のよい文章の虜になりました。
    私も音楽学校での歌唱指導には是非とも力を入れていただきたいと思っています。
    どんなに容姿端麗でも歌でずっこけると、現実に引きずり戻されますよね。

    私は宝塚観劇歴が10年ですが、仲の良い観劇仲間に観劇歴20年の方がいます。
    この方、明らかに歌が苦手なジェンヌさんでも「歌がうまい」と評するので、
    やはりファン歴も長くなると盲目的に観劇できるのかな、なんて思ってました。

    蘭乃はなさんと真風君を歌うまと評した時は、「えっ誰?」と二度聞きしました(笑)

    私は歌が得意でないジェンヌさんでも、雰囲気に華があれば好意的に観れますが、
    やはり歌唱の場面では「もっと頑張って〜(汗)」と思ってしまいます。
    何年経っても友人のように盲目的にはなれそうもありません。

    劇団には歌唱指導に力を入れていただきたいですね!
    もう何年もそう思っております。

  8. みどり より:

    いつもとても的確なブログを興味深く拝読しております。
    先日スカステ100周年関連のダイジェスト番組で、安寿ミラさんがこれからの宝塚へのコメントで「今は難しいかもしれないけれどレッスンに励んで欲しい」とおっしゃっていました。それを見た時に、こちらの記事を思い出しました。
    私は94年から見始めて、ブランクがあって最近また観ているので、非常にライトなファンで何か言える程観てもいないのですが、それでも歌のレベルは下がっていると感じます。
    昔は麻路さきさんなど歌の下手なトップもいましたけど、全体のレベルが今程酷くなかったと思います。

    ヤンさんのおっしゃる「今は難しいかも」というのは、きっとムラも東京も通年公演、更に日生、オーブ、国際フォーラムなど外部の劇場での公演、スカステもあり、昔と比べると非常に忙しいのではないかと思いました。
    そうすると劇団レッスンも個人レッスンも昔のようには出来ないのではないかと思います。
    そうなるとやはりヅカ三昧さんのおっしゃるように、音楽学校での教育が昔以上に重要になっいると思います。

  9. このみ より:

    歌ウマでも下手でも劇団は成り立っていくでしょうこれからも。それは客がジェンヌを育てるのです。歌や原作が悪ければ客が遠のく、これが一番効く。音校の事ですが、どんな教育を使用と判断するのは客側。客側のレベルも上がらないと、というかそもそもミュージカルを観賞に来ているという感覚が無いのかもしれません今の客は。