花組公演『風の次郎吉』感想~その1

スポンサーリンク
スポンサーリンク

やはり期待通り。評判に違わぬ面白さでした。

チケットは梅田初日開演前から既にプレミア価格、上演開始してからの評判も良く、実際どんなもんだろうと思ってましたが、やはり齋藤吉正先生はハズしませんね。

 

まず、「掴み」が上手いです。開幕早々テンション上げてきます。

冒頭からの鼠小僧包囲網のクライマックス感、みっちゃん登場と共に始まるアニメっぽいテーマソング、それに被さる開演アナウンス等、この辺の流れはさすが「燃え」を理解しているなぁと感心します。コミックアニメ・特撮にある程度造詣がないとこういったノリの作品は作れないんじゃないでしょうか。

(コメディ+忍者、講談師にアメコミ風?効果といい、おそらく1994年放送の『忍者戦隊カクレンジャー』からヒントを得ているのではないかと推察します。なついなぁ…) 

いつものごとく映像もバンバン駆使しまくっているのも齋藤先生ならではです。舞台がとにかく賑やかで目がいくつあっても足りない。どこを見ればいいのか分からない状態になりますね。

 

そして、とにかく客を楽しませようとする気概が感じられたのが良かった。休憩時間のスクリーン映像や終演後のアナウンス等、そういった作り手の気持ちが随所に表れています。

 

 

ストーリーや全体の雰囲気は、いわゆるB級ドタバタ和風アクションコメディってやつでしょうか。あくまで「B級」ですが、むしろそれが良いと思います。

(なお、OH! Edo Night Showというタイトルからわかるように、純粋な「日本物」では決してないです。ネオン風ライトとかすごいし。) 

 

内容的に細かいところでツッコミどころはあるんでしょうけど、そもそも堅苦しいストーリーではないので気になりませんね。

とにかく筋が非常にわかりやすい。この点は本当に重要だと思います。

笑いあり、涙あり綺麗に上手くまとまっていると感じました。

 

 

登場するキャラクター個性的で、それぞれ魅力的な人物に仕上がっていたように思います

特に瀬戸かずや演じる遠山金四郎なんか、これでスピンオフいけるだろうと思いましたが。正塚ルパンでスピンオフなんてやったくらいですから、こっちもアリでは?あきら主演でやってくださいよ。

 

娘役も大活躍でしたね。まさに娘役祭り見せ場が本当に多かった。それもちゃんと適切に配分がなされており、この辺に演出家のバランス感覚の良さを感じさせます。 

 

見せ場といえば、下級生に至るまで組子それぞれに見せ場があったのも驚き。これは本当に素晴らしいことだと思いましたね。キャラクター名も各々の芸名に由来していたりして、出演者に対し愛情を持って作品を作っているのが伝わってきます。

 

 

…と、全体的に満足度は高く、特に文句らしい文句はないのですが、強いて気になった点を挙げるなら「フレーズの多用」ですかね?

齋藤作品においては割と同種の印象的な単語やフレーズ・シチュエーション頻出するので、正直「またか」と思ったりもします。

特に「あの日の○○を~奪い返すのさ」っていうフレーズ多すぎませんか?ほぼ毎回聞いているような気が。

齋藤先生、過去に何か大事なモノ盗られたんですかね…

 

まあ今回は、一応和物であることもあってか、相手が紳士であることを否定する台詞はありませんでしたけど。(「貴方紳士ではありませんわ」「紳士じゃないな」「レディーへの振る舞いではありませんな」等。)

 

 

 

売れ行きも好調どころかチケット入手困難ですし、評判も上々、小劇場公演としては大・大成功でしょう。アッパレですな。

東京公演が一週間なんかで終わってしまうのが非常に勿体無く思いますね

 

これからも齋藤吉正先生のご活躍を期待したいです。

あ、ショーじゃなくてお芝居の方でね(^ω^)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 弥生 より:

    私ももっと見たかったです。
    見るたび、面白くて
    前回見たとき???のところがあって
    絶対見落とさないぞぉ~!!って思いました。
    もう一回、もっと見れるもんなら見たかったです。
    公演日程が短すぎると思いました。
    チケットがあれば東京まで見に行きたいです。

  2. ねこ より:

    私も、とても面白かったです。
    みっちゃんの鼠小僧はもちろん、今まで物足りなさを感じていた(男役のクサさは認知済みだけど)瀬戸かずやさんの好演っぷりにびっくりしました。
    はしからはしの生徒さん、皆さんがいきいきと演じているのが、作品の出来を上げてるなと思いました。
    みっちゃんトップの星組もこんな感じでよい作品ばかりであってほしいですね。

  3. 宝屋 より:

    スピンオフもですが、大劇場で第二弾いかがでしょう。3,4作品目くらいに。

    ホントに文句なく楽しい舞台で、心からイイもの観させてもらったと思いました。
    梅芸でなぜか思わす笑っちゃったのは三味線のお稽古シーンのタンバリン芸人さんです。素晴らしいコメディエンヌ、マヤさんの後継者だと思います。

  4. うみ より:

    私も先日観劇しました。
    みっさま率いる花組メンツのエネルギッシュさ、歌•演技•ビジュアル、そして笑いのレベルの高さに加えて、出演者一体となって観客を盛り上げようという熱気。エンターテイメントの真髄を感じました。
    みっさまのパフォーマンスは勿論のこと、雰囲気は流石、安定感がありますね。トップになっても当たり作品が続いてほしいものです。気になっていたビジュアル面もとてもかっこいいと感じました。

    話は変わりますが、ヅカ三昧様のブログについて要望があります。過去記事も都度愛読させて頂いているのですが、組ごとのカテゴリー(タグ?)もつくっていただけないでしょうか(>_<)可能なようでしたら、お願い致します。

    • ヅカ三昧。 より:

      カテゴリーについてのご意見、ありがとうございます。
      やっぱり大雑把すぎますよね(;^_^)

      一応今のところ、各組ごとの大きなカテゴリーと、公演の感想カテゴリー内に各組ごとの小カテゴリーを増設しようと考えているのですが…どういう分け方がベストなんでしょうね。
      何か良いアイディアがあればお知恵をお貸し頂ければと思います。

  5. うみ より:

    ご検討頂きありがとうございます!

    私個人としては、大ざっぱな組の分け方で充分です。

    ・私は東京組なので、ヅカ三昧様のムラ観劇時感想は、既に記事が後ろの方にいってしまっていたり、
    ・公演感想読んでから配役発表の時の記事を読み直したくなったり、
    ・気になったスターがいたら、さらにその前の公演の観劇感想やら配役やら読みたくなったり(例えばPUCKを観たら花詩集やルパンの感想を読みたくなったり)
    ・次期トップとか人事予想なども遡ったり
    ・観れなかった公演はスカステで観たり

    していますので、「花組」「星組」などというざっくりしたタグがついているだけで充分有難いですm(_ _)m